翔嶺スクールブログ

中学受験塾の翔嶺スクール講師によるスタッフブログです

言葉がたくさんある価値について考える(新企画も進行中)

 授業中にこんな発言がありました。

『その言葉ってある必要あるの?』と。

今でも胸に突き刺さっている発言です。

授業で普段使いはしないような言葉の意味を教えた時のことです。

使わない言葉に意味があるのか、という疑問だったのでしょう。

その質問対して、私は意味は絶対あると答えました。

現象に名前が付くから人はそのものを理解ができる、とか。

不要を切り捨てることを良しとしてはいけない、とか。

もちろんそういう面もあるのですが。

微妙に意味が違うけど似た意味を表現する言葉(いわゆる類義語)の学習をする時にも同じような質問をたまに受けていたので、まずそのことが頭に浮かびまして。

7種類の色鉛筆で描くことよりも、14種類の色鉛筆で描くときのほうがより自分の思い描く形に近づけることができるように。

言葉にも似た色味のものがあったほうが、より自分の思った通りに思いが伝えられるんだよ…と。

普段は使わないかもしれないけど、誰かが使ったときにわかってあげられるように覚えておいてくれるとうれしいな。

……なんて話をしました。

 

言葉を使って、文章を書くというのは私たちは当たり前のようにやっていますが非常に高度でかつ博打のようなことをしていると思います。

自分がわかっても、相手にそのまま伝わるかはわからない。

そこの差を埋めて発信でも受信でも大活躍するのが「語彙力」なのですが、発信の練習はあまり世にないのかもしれないと思い至りました。

 

そこで子どもたちと話しながら「文章を書く練習する時間」を設けてみようかという流れになっています。

良し悪しというよりは、どう工夫したらもっと伝わりやすい文章にできるのか。

読解の時にも作者側に立つ視点があれば役にも立つでしょう。

二人三脚でそんなことを始めてみようかと思っています。

詳しくは後日、またお話ができればと。

 

梅雨寒の日が続いておりますが、体調など崩さずに過ごせることを祈っています。

子どもたちは油断しておなか出したままで寝ないように。

 

 

平成31年受験生『全員合格』と英語の授業開始のお知らせ

 14期生だった30年度の六年生たちの中学受験は全員合格という形を無事に迎えることができました!

これで全員合格は11年連続達成ということになります。

卒業生たちの本番でのがんばりあってこそです。

緊張したことでしょう、不安だったことでしょう。

それでも行動に対して結果が結びついてくれたことを嬉しく思います。

 

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こちらが配布もしている今年の入試結果となります。

 

 

 また、新年度より翔嶺スクール新たな試みとして『英語教室』を開講いたします。

こちらは小学校の授業に英語が導入されることを受けて「学校で行う英語授業へのアドバンテージ」を目標にしております。

学校の授業で扱われる内容と照らし合わせながら、授業では学びにくい部分を補完できる内容で学習を進めていきます。

英語に興味関心をもった児童の背中をもう一歩分押せればと考えております。

詳しくは当塾へメールや電話等でお尋ねしていただければ幸いです。

新年度塾生『募集中』

 新年が始まりました。

六年生は受験本番に向けてスパートをかける時期です。

体調だけは崩さぬように気を付けて過ごしましょう。

 

 

 翔嶺スクールでは毎年二月から学年を上げて授業を開始しています。

現在も来年度からの新四年生、新五年生、新六年生の生徒の募集を行っております。

授業見学や体験授業も行うことができますので、お気軽にメールや電話などでご連絡ください。

 

 親御さんからは「こんな時期から始めても大丈夫なのでしょうか」とよく聞かれるのですが、大丈夫です。

六年生になってから始める子も当塾ではさほど珍しくはありません。

五年生や四年生であれば、『受験』とまではまだ決めていなくとも学習の習慣作りという形で一緒にやっていくことができます。

受験をするのは六年生の冬だとしても、学習は一生の習慣ですからね。

 

知らないことを知ること、わからないことがわかること。

こどもだっておとなだってその楽しさおもしろさは変わりません。

「知る」ことはその人の世界が広くなること。

こういう塾もあるのだ、と知ってみるのおもしろいかもしれません。

講師一同、お話しできる機会を楽しみに待っています。

冬期講習目前

 長い間更新が途絶えてしまいました。

夏期講習も終えて、秋も過ぎていざ師走。

今月末には冬期講習が始まろうとしています。

 

この時期になれば二月の受験本番がいやでも目に入る頃。

五年生も今見ている六年生の姿が明日のわが身となるわけです。

一年なんてあっという間ですからね。

みな病気や怪我の無いように気を付けて過ごしましょう。

 

 

 翔嶺WINGはお手軽ライト版となって隔週などで行われています。

先日は「四字熟語コンテスト」と称して参加者で短文づくり。

正しい使い方を学びながらあれこれ自分で世界を広げていきました。

そんななかで六年生の傑作をこちらにも掲載しておきましょう。

 

作文に

   罰つけられて

        四苦八苦

 

川柳のように五七五の軽快なリズムで光景がありありと浮かぶ名文。

文句なしの優秀賞でした。

楽しく言葉で遊べるのは素敵なことです。

またやりましょう。

第二回 翔嶺WING 開催!

 

 7月20日の金曜日。

この日、二回目となる翔嶺WINGが開催されました。

今回のお題は「技術の進歩と発展について」です。

前回と打って変わって社会の内容です。

 

一回目と違ってアクティブラーニングとしての面を前に出した内容となりました。

今回の流れはこのような形です。

 

① 参加者には最初に一通の封筒が渡されます。

  この封筒には一枚のプリントが入っています。

  プリントには三種類あり、記入されている内容が違います。

 

② まず同じプリントを持っている者同士で集まり情報を読み解きます。

  ちなみにこの時に与えられている情報は多くはありません。

  「公害問題」「情報化される社会」「スマートフォンの普及」

  この三つについて講師が三人それぞれ口頭で説明しに行きます。

 

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               (担当の情報を講師が説明しているところ)

 

  生徒は白紙のメモにできるだけ情報を残します。

  終了後、与えられたプリントは回収されメモだけが手元に残ります。

 

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③ 今度は違う情報を得た者同士で集まります。

  各自が聞いてきたことをメモを使いながら説明します。

  自分は持っていない情報なのでみんな真剣に耳を傾けていました。

  時間いっぱい使って共有しあいます。

 

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      (普段あまり話をしない人が相手でもしっかり説明できました)

 

 

④ しっかり大切な情報が残せていたか確認です。

  クイズ形式で問題が投げかけられます。

  実は先生がどこに熱を入れて説明していたかで

  この問題に扱われる場所が予測できたんですよ。

 

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        (先生の話をメモにたくさん残していた人はここで活躍!)

 

 

⑤ 最後は個人で考える時間です。

  用意された原稿用紙に文章をそれぞれ書き残します。

  考えるのは「技術発展の中で忘れてはいけないものはなにか」

  技術の発展はよいことですが、良いだけのものはありませんね。

  歴史は過去の出来事から学ぶためのものです。

  今の子どもたちは当たり前のようにインターネットに触れています。

  当たり前にあるものを疑うのは難しいでしょう。

  危ないからダメ、とやるまえにしっかりと認識して考えてほしいと

  思っての今回の内容でした。

 

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夏期講習の直前というタイミングだったからか

やや参加人数は減っていましたが今回も無事に終わることができました。

 

書いてもらった文章の中には

 

SNSなどを扱うときに相手の顔を思い浮かべること

・便利なものの裏に何が起きるか考える

・過去に起きてしまったことを忘れずに発展させる

 

などについて述べられていました。

想定以上の文字数に原稿用紙をはみ出る子も何人か。

今後進むであろう技術にもしっかりと考えて付き合っていきたいですね。

 

 

 現在、塾は夏期講習の真っ最中です。

 毎日通い詰めのなかなんとか集中力をもたせることに必死です。

平成最後の夏はものすごい暑さに例のない台風。

みなさんどうかお気をつけてお過ごしください。

 

第二回 翔嶺WINGのお知らせ

 夏本番を迎えて暑さ真っ盛りの毎日。

気が付いたらミンミンゼミが鳴き、ヤンマが巡回していますね。

太陽がぎらぎらと街を焼いているなかで、翔嶺WINGの二回目が開催されます。

 

 日にちは7月20日(金)、時間は14時から16時の予定です。

今回のお題は「技術の進歩について考える」こと。

今まで培ってきた社会の知識も活かしてもらいます。

聞くこと、伝えることを中心に進めていく予定です。

参加者全員にそれぞれの活躍場所がありますので、意気盛んに来てくれると頼もしいですね。

 

生まれた時から当たり前に進んだ技術に囲まれているからこそ。

一度その技術の歴史をのぞいてみるのも大切です。

受験で使う言葉や知識もたくさん出てくるからしっかり覚えていきましょう!

第一回 翔嶺WING 開催!

 6月の16日、土曜日。

翔嶺スクールで初めての試みであるアクティブラーニング型の5・6年生合同授業が行われました。

企画当初は8人も集まればいいかな、などと考えていました。

しかし、いざ始まれば二学年を合わせて18人!すごい!多い!

 

 初回の題は「泣いた赤鬼」です。

人間と仲良くなりたい赤鬼と不信の人々。

その状況を打開すべく赤鬼の友、青鬼が一計を案じます。

青鬼が人里で大暴れし、赤鬼がそれを止めることで人々に赤鬼が心の優しい鬼であると知ってもらおうというのですね。

計画はうまくことを運び、赤鬼は多くの人間と友達になります。

しかし自分がそばにいると赤鬼まで疑われるかもしれないから、と青鬼はその地を去ってしまいました。

それを知った赤鬼は戸の閉ざされた青鬼の家の前で声をあげて泣いたのでした。

 

 さて、ここからが本題です。

あなたは『人間の友達は得るが青鬼がいなくなってしまうこと』と『青鬼はそばにいるが人間の友達は得られないこと』のどちらが赤鬼にとって良いことだと思いますか。

もちろんその理由もしっかり教えてくださいね。

・・・これが今回のWINGでみんなに考えてもらった問いかけです。

みんなとっても真剣に考えてくれました。

おしゃべりをする子も、集中を欠く子もいませんでした。

それぞれがそれぞれなりに自分の意見とその理由を書いてくれました。

 

 では次へ。

立場が同じ人同士「5年生も6年生も男の子も女の子も」ごちゃまぜで意見交換をしてもらいました。

普段は接点がない人をあえて同じグループにしています。

おしゃべりな子が静かだったり、おとなしい子が真っ先に意見を述べていたり。

普段とは違う一面がみられてとてもよかったです。

特に五年生の諸君、六年生に臆すことなく前に出ていく姿が非常にかっこよかったぞ。

 みんなの意見が深まってきたところで立場を越えての意見交換です。

両立場を選んだその理由を伝え合います。

今回はほとんどの生徒が「青鬼がそばにいたほうがいい」と主張しています。

では挙げられた意見をいくつかご紹介しましょう。

 

まずは「青鬼がそばにいたほうがいい派」から。

・青鬼の親切で人間と仲良くなっても、青鬼を失った心の傷があることで人間と楽しめなくなると思うから

・鬼同士の友達がいたほうがいいと思うから

・赤鬼にとって青鬼は長い付き合いのある友達だから

・人間ははじめ赤鬼を疑っていたから

・赤鬼のために自分を犠牲にしてくれるような青鬼を失ってしまうのは惜しいから

・青鬼から見れば鬼も人間も友達がいない状態になってしまうから

 

などなどです。

いいですね、このあと子どもたちと相談しながら各案の説得力度を考えていきました。

その意見にどれくらい「なるほど」と思えたか、ということですね。

こちら側の意見はほとんどが「説得力:中」に。

心の傷が残るという意見は多くの人の支持を集めていました。

赤鬼にとって良いか、を聞いていましたがそれでも青鬼のことに言及している意見もなかなかに鋭いです。

 

対して「人間の友達を得たほうがいいと思う派」の言い分はこうです。

・そもそも赤鬼は人間の友達がほしいと願っていたから

・人間が友達になれば友達の数が増えてくれるから

・もし青鬼がそばにいられなくなったとき赤鬼は独りになるから

・人間と友達になれば今後狙われなくなるから

 

などなど。

こちらも先ほどと同じように説得力を考えていくのですが、なんとほとんどが「説得力:大」という結果に。

友達の絶対数と独りになることを心配する意見は親和性がありますね。

結局のところどちらの立場でも「独りになってはいけない」と子どもたちは考えてくれたようです。

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(写真は子どもたちが自分の意見をプリントにまとめてくれているところ)

 

 最後に再び自分の立場と意見をプリントにまとめて全行程が終了。

最初の意見から考えを変えたという子もちらほらと。

自分の意見は大切にしつつ、他者の意見もちゃんと受け止めて自分に反映させてほしいというWINGの目的が果たされた瞬間です。

書いてもらったプリントには他の人の意見が自分には思いつかないものでとてもよかったと思う、なんて感想がたくさん並びました。

 

 後日、親御さんに話を伺う機会がありました。

晩御飯の時に「お母さんならどう思う?」なんて質問を子どもがして、あれこれ言いながらの食事になったとのことでした。

子どもたちに「次やるならまた来てくれる?」とおそるおそる聞いてみれば、またいく!と言ってくれるのでまたやりますよ!

みんなの第二回の翔嶺WINGへの参加を待っています!

書き省くところが見つからず長い文章となりましたが、これをもって第一回翔嶺WINGを終えたいと思います。

今回の反省点や改善点を踏まえての二回目もこちらに書き残す予定です!

 

なお、第二回は7月20日(金)の予定となっております。

詳細が知りたい方はご遠慮なく塾のほうへ連絡していただければお伝えできることお話しできると思います!

ちなみに現在、担当二人頭を突き合わせてお題考え中!