5月31日 梅雨間近
5月も最終日となりました。
関東も梅雨入りまでもう少しか、という様子ですね。
そんな中で紫陽花がきれいに咲いているのを見つけました。
満開までもう少しかかるかな、とみていたのでちょっとびっくりです。
そういえば雨が多くなってきてヤモリの姿を見かけることも多くなりました。
春先には小さかったのにしっかり育ってくれたようです。
身の回りの小さな生き物たちの成長を感じるのも一年の楽しみのひとつですね。
そして夏が近くなってくると虫を見かける機会も増えますね。
なにかと害のある印象をつけられている虫たちですが、当然害のない子たちだっています。
うちの教室に入り込んでしまった迷子さんたちは、ちゃんと捕獲して逃がしています。(害の及ぼさないもの限定ですが…)
知らない虫を見るのも勉強。
それなりに大きければその場にいる子どもたちと「あしはむねから生えていて6本3対か」とか「複眼はみえるかな」などと観察してからリリースします。
そうですね、次あたりアゲハチョウ(成虫)さんの訪問をお待ちしております。
事前に連絡していただければ小さなミカンの木くらいは表に出しておきましょう。(渓)
5月21日 「小満」の頃合いより
日本の四季を細かくそれぞれの自然の出来事になぞらえてとらえている「七十二候」という旧暦の考え方があります。
今日はその中の「小満」が始まる日です。
学校の先生などをやっている方には一定数この手の話が好きな方がおられますね。
はい、例にもれず私もその一人です。
「小満」はもう夏の季節。
「秋にまいた麦の穂が少しずつ満ちてきた」ということをあらわしているそうです。
一年をかけて作物を育てている農家さんからすれば、ひとまず安心できる頃合いなのかもしれません。
ほんとうにこの時期は草々の成長が早いことはやいこと。
昨日見かけた草の葉が今日は大きく手を振っていたりします。
成長するというのはあっという間のことなのですね。
私にはそんな草花の姿と人の姿が重なって見えるような気がします。
なにかと急ぎがちな今の時代に生きているわたしたち。
子どももおとなも「すぐ」変わることを望んでいることが多いような。
けれども人間は長い年月をかけて成長している生き物です。
君たちの努力は「今」を変えている。
でも身長が毎日伸びているのに、気づくのはある程度伸びてからだろう?
子どもたちにはそんなたとえ話をする時があります。
身体が育つのも心が育つのも、成績が伸びるのも。
一緒になって枝葉を伸ばしながら昨日より今日、今日より明日。
それぞれがそれぞれらしく。
「ちゃんと大きくなってるじゃない」と声をかけて話を聞いて。
いつかきっと、実りが満ちて豊かさとなりますように。
そう思いながら、今日も子どもたちに何を話そうか考えています。
気温が上がってきて日の光も強くなってきたので。
飲み物はしっかりと持ってきてくださいね。
人も草も生きてる限り、水を飲まないと大きくなれないのですから。
(渓)
5月15日
五月も半ばをむかえ、急に夏の雰囲気を見せ始めましたね。
今年もお天気模様は落ち着きがありません。
暑くなったり寒くなったり、大雨強風のときもありました。
思い描いている季節感なんてものはろくになく、落ち着きのない毎日です。
そんな中で先日「夏」が近づいているのだと思わせてくれるものを見かけました。
この頃になるとやって来る渡り鳥の「ツバメ」です。
大雨が降る直前だったので私たちの頭上をせわしなく飛んでいたツバメたち。
鳥を見分けるのが得意ではなくても、あの「燕尾」をみれば一目瞭然。
ちなみに「ツバメが低く飛んでいれば雨が降る」といいます。
これは雨が降るときには湿気が上がりますね。
湿気が上がると空気中の水分量が増えて小さな羽虫たちが飛びづらくなってしまいます。
ですから羽虫たちは低く飛ぶようになり、それらをエサとするツバメも低く飛ぶようになるというわけなんですね。
湿気があがっていることからの結果なので必ず雨が降るというわけではありません。
それでも突然の雨に驚かないようツバメの言伝に耳を傾けられるといいですね。
身の回りの生き物が教えてくれることに、気づけるようになってほしい先生からのお話でした。
ご挨拶
このブログは中学受験塾の翔嶺スクールに勤めている講師が普段の生活のなかで見つけたことや、話題として取り扱いたいことを記事としてまとめているものです。
このブログを見ていただくことによって翔嶺スクールという塾がどのような人物によって作られているかを知るひとつの手がかりになってくれればいいと考えています。
よろしくお願いします。